福岡市でシングル屋根の塗装施工!冬季に屋根塗装しても大丈夫なの?
シングル屋根とは
シングル屋根材は屋根材のなかではマノリティにあたる商品です。
しかし施工性の良さから、マンションやR型の屋根などには比較的多く使用せれている屋根材です。
もちろん、一般住宅でも使用されており、アメリカでは80%以上の住宅の屋根がシングル屋根と言われております。
近年では、シングル屋根をご希望されるお客様は増加傾向にあります。

シングル屋根の材質ですが、アスファルトをガラス繊維に含浸させ、その上に細かくした天然石を張り付けた屋根材になります。
カッターやハサミなどでも簡単に切ることができるので施工もしやすく、曲面のどの複雑な形状にも対応できるといったメリットがあります。(屋根材にしては非常に薄くペラペラとした印象をうけます)
しかし、劣化すると風などで自然石が剥がれおち雨樋を詰まらせる原因にもなるので10年に一度の塗替え又は、張替が必要となります。
冬季の屋根塗装する際の注意点は

塗装を行う際は、外壁、屋根どちらも「気温5度以上湿度80%以下」の条件下で施工を行わなければなりません。
塗料メーカーからも(塗装場所の気温が5℃未満、もしくは湿度85%以上である場合、または換気が十分でなく結露が考えられる場合、塗装は避けてください)とあります。
冬季の屋根塗装は、朝は夜露が降りてきますので屋根の上は濡れた状態になります。
逆に夕方は気温が下がる為、作業時間が短くなります。
朝夜露で濡れたままの屋根に作業はできませんので、屋根についている水滴をエアーで飛ばしふき取った後でないと塗装作業ができません。
夕方は気温がいっきに下がりますので施工ができません。

従いまして、だいたいの目安として冬場の施工(福岡市内)は10:00~14:00くらいとなります。
塗装職人の間では常識的なことですが、乾燥させずそのまま施工したりと悪質な業者もいるので打ち合わせの際の注意事項などをしっかりとチェックしましょう。
冬季の屋根作業は作業時間が短いため、外壁塗装を伴う屋根塗装は問題ありませんが、屋根塗装単体工事となるとロスがでやすいです。
外壁塗装と屋根塗装を同時にする場合は、外壁塗装の合間をみて屋根塗装ができるのですが、屋根塗装だけの場合は塗装できる時間が短くなります。
特に施工ができるわけですから問題はありませんが、一応念のため書いています。
エスコート株式会社では冬季の屋根塗装のみの工事の場合は「暖かくなってからしませんか?」と春頃の施工をお薦めしています。

全国では気温、施工条件がまちまちでちがいます。
あくまで比較的気温が安定している福岡の場合、また私の見解・主観として書いておりますので、これが正解というものではありません。
お近くの信頼できる塗装店さんがいましたら、そちらのお声の方を優先してください。
屋根塗装の重要性

屋根の見た目が古臭くって、ご近所の目が気になっていませんか?それとも業者の点検で「屋根の塗装が必要だ」と言われて本当にそうだろうかと迷われていませんか?
もしそのままにしておくと、雨漏りの発生する可能性が確実に大きく増加します。
最悪の場合、屋根の葺き替え工事をしなければならない状況に陥ることもあります。
屋根塗装のメリット
- 防錆性が高まる・・・板金屋根やトタン屋根などの錆の発生を抑えます。
- 防水性が高まる・・・現在の雨漏りを止める性能はありませんが、将来の雨漏りのリスクは低減されます。
- 屋根材が保護できる・・・シングル屋根やスレート屋根の腐食が防止でき、屋根の葺き替え工事が不要または延期できます。
- 抗菌性が高まる・・・シングル屋根やスレート屋根のコケや屋根下地部分のカビを抑えます。
- 遮熱性、断熱性が高まる・・・(遮熱性)夏場は屋根表面から屋根裏や2F室内への熱が伝わりにくくなり、室温の上昇を抑えます。(断熱性)冬場の寒い時期は、室内から屋根表面への熱も伝わりにくくなり室温の降下を抑えます。結果、1年中快適な室温を保つことができます。
シングル屋根塗装(ビフォーアフター)
ビフォーアフター


実際に写真でシングル屋根の施工を解説します。
下塗り
洗浄養生後、専用下塗り材を塗布していきます。

シングル屋根の塗装で使用する塗料は水性塗料になり、下塗り材は水で希釈しますが規定の希釈量で希釈しないと塗った後鼻水のようにダレてくるので注意が必要になります。
中塗り上塗り
今回のシングル屋根の施工の中塗り上塗りは同じ材料で塗布していきます。
塗料の厚みをつけることで、より耐久性もあがります。


アスファルトシングル屋根塗装後の縁切り作業とまとめ
アスファルトシングル屋根の塗替えの際には、上塗り完了後に必ず、縁切り作業を行うようにしてください。
アスファルトシングルの貼り重ね部分の隙間を開ける縁切り作業を行わないと、毛細管現象による雨漏りの原因となります。
質問やご相談がありましたらエスコート株式会社までお気軽にお問い合わせください。