ペンキでDIYをしたい!プロが教える工程手順と後片付け
DIYとは・・・

DIYとは、専門の業者ではない人がおこなう自作や修繕のことを意味します。
数あるDIYの中から今回は、戸建て住宅で簡単にできるDIY塗装を紹介していきます。
塗料の種類
種類
塗料の種類について説明していきます。

塗料は、塗る場所や環境に応じての選択が肝になります。それがどのようなメリットにつながるか・・・
万が一、見た目の悪い仕上がりになったとしても、塗料の選択と施工手順さえ正しければ艶は薄れますが10年~15年長持ちします。塗料は水性塗料、油性塗料の大きく分けて2種類に分かれます。水性油性共にアクリル、ウレタン、アクリルシリコン、シリコン、フッ素、オイルステインと多く種類かあり、ペンキを塗る場所塗る人に合ったよりよい塗料に出会っていきましょう。
耐久性1~5で点数をつけてみました(あくまで自社が施工した場合です)
~アクリル系~
主にRC造やALCの新築マンションで活躍します。塗装業者の間ではGP(グロスペイント)と言い、名のごとく唇に塗るグロスと同じ感じで艶は天下一品です。住宅塗装では不向きかと思いますが、5~6年周期で塗替えをお考えの方は材料費にも優しくGOODです。
点数2
~ウレタン系~
塗装業界では、水性油性共に一番多く使われている材料だとおもいます。水性塗料油性塗料で主に住宅全面塗替え(雨樋、破風、天井、屋根)、大型マンションまで活躍します。ペンキを塗る場所、塗る人にもよりますが6~10年の耐久性はあります。DIYで犬小屋や門などを塗装してみてはどうでしょう。
点数3
~シリコン系~
ウレタン塗料とさほど変わず愛されているシリコン系塗料、大型マンションの外壁塗替えでよく使われる材料でもあります。汚れも付きにくく住宅塗装でおすすめの材料でもあります。DIYでは雨がかりや雨垂れで汚れている場所汚れそうな場所に塗装されたら効果が実感できると思います。
点数4
~フッ素系~
ブランド的存在のフッ素塗料、わかりやすく車で例えればレクサスとかの高級車をイメージします。主に公共の施設や橋など、スカイツリーにも塗られている塗料でもあります。なかなかの高額塗料ではありますが中身は抜群の機能があり、自社では一般住宅の外壁塗装でフッ素を使用させていただいており愛する塗料であります。DIYでは雨がかりや雨垂れで汚れている場所汚れそうな場所に効果が実感できると思います。
点数5
水性塗料
水性塗料とは、名前のごとく成分が水で出来ており塗料を薄めるにも水を使用します。臭いシンナーの匂いも無く環境にも優しい材料です。塗料は溶剤が配合されていればされている程強い塗膜となるのですが、強い塗膜にはシンナーなどの溶剤がたっぷり配合されているのが難点です。そんな難点を払しょくした優しい塗料が、水性塗料です。水性塗料は、シンナーなどの溶剤が配合されてない分、弱い塗膜になると言われてきました。その為、外壁塗装には油性塗料を採用される事が大半でした。メリットとしては、シンナー臭がない事、保管が簡単、溶剤中毒にならない、値段が安いなどありデメリットは油性塗料より寿命が短い、塗れない材質が多い、艶落ちが早い、施工が難しいなどがあげられます。しかしながら、近年の水性塗料の研究により油性塗料に負けない頑固な水性塗料も多くなりました。環境問題等に重視する今の世の中を考えると、水性塗料は今の時代に欠かせない理想的な塗料でしょう。
溶剤塗料
溶剤塗料は、シンナー等を希釈で使用して使う材料になります。溶剤塗料は有機溶剤の成分がたっぷり含まれている塗料ですので、下塗りを必要としない塗料もあります。強くて頑丈な塗膜を作る事ができ、さらに密着性も優れているため剥がれにくい塗膜がでるのです。その他乾燥が早い、有機溶剤が含まれている分艶を長期間キープなどのメリットがあります。デメリットとしては、匂いの問題でのご近所さんからの苦情、有機溶剤が含まれている分価格が高い、うすめる際には専用のシンナーが必要、施工が難しいなど・・・メリットだけ見ると溶剤塗料がいいと思います。もし溶剤塗料でDIYをお考えの方がいましたら注意していただきたい事があります。使用の際に火気に注意!使用後は厳重な保管!シンナーの放置等です。火災の原因にもなりますので十分注意していただきたいです。DIYで塗装を行うのでしたら断然水性塗料がおすすめです。
塗装できる素材
DIYで塗装をしよう
鉄
水性塗料での塗装はNG。油性塗料(溶剤)での塗装します。サンドペーパー研磨+下塗り(サビ止め材)+上塗り2回
木

現状油性塗料で塗装してない場合やウッドデッキの塗装等、オイルステイン防腐材での塗装。サンドペーパー研磨+エポ刷毛で2回塗り
又は現状が油性塗料で塗装してある場合、サンドペーパー研磨+油性塗料2回塗り
RC
RC造とは、鉄筋コンクリートで作られる物を意味します。外壁、塀、ブロック塀。水性塗料、油性塗料共にOK。今現状の状態にもよりますが、水を使いブラシで洗浄+下塗り(シーラーorサーフェーサー)+上塗り2回塗り
塩ビ
雨樋、パイプ等サンドペーパー研磨+油性塗料2回塗り
主な工程
ここでは水性塗料と油性塗料を使って塗っていき主な工程を説明していきます。
高圧水洗浄
コケや藻など汚れを落としていきましょう

ケレン(鉄部塗装)
サンドペーパー、ワイヤーブラシなどで研磨していきましょう。ケレンは重要なのでしっかりと研磨をおこなってください。
養生
ペンキで汚れたら嫌な場所を養生していきます。マスカーテープを使用するとスムーズに養生ができます。マスカーテープはホームセンターでお買い求めいただけます。

下塗り(錆止め)
ローラーや刷毛を使い塗布していきます
外壁
鉄部
中塗り
続いて中塗りです。*鉄部の場合中塗りを塗る前にサンドペーパーでキズを入れる程度に研磨する事です。
上塗り
仕上げの上塗りです。2回塗ることにより艶も耐久性もかなり差がでます。
養生撤去
最後に養生テープをはがし完成です。*剥がす時のコツです。テープの方向に向かって剥ぐと剥ぎのこしがでず綺麗に剥がれます。
プロの後片付け
後の片付けが一番大事です。ちらかしたままだと塗料へんが風で舞い車や自転車に付着し取れなくなります。他にもせっかく購入した塗料や刷毛が固まり次回使用できなくなったりと損してしまう事があります。
水性、油性塗料の場合
塗料ほとんどが空気中の酸素、水分、太陽光に反応して乾燥します水を少し貼専用のフタをしっかりとしましょう。油性塗料の場合も同様ウスメ液をはりフタのない場合はマスカーテープを使い密封していきます。10℃~20℃が適温となり、冷暗な場所で保管するのが理想的な保管となります。

次回同じ刷毛、材料を使えるようにするには
塗料には消費期限がないため保管次第では、長く使用できます。水性塗料の場合使用後、塗料に少し水をはりマスカーテープなどで密封して保管し刷毛ローラー等の道具は水で洗います。油性塗料の場合は塗料にウスメ液を少量はり密封。刷毛もウスメ液で綺麗に洗浄後ウスメ液に漬けておくと次回スムーズに何回でも使用いだだけます。*汚れた水、ウスメ液は家庭用水栓には絶対に流さないでください。固めて処分又は、オイル交換時に使用する廃油処理箱(ホームセンターでお買い求めいただけます)を使って処分をお勧めします。
まとめ
DIYで塗装=笑顔。なにかを塗ることで笑顔になり綺麗になります。たとえ出来がうまくいかなくともお子様と一緒にDIY塗装をすることによりいい思い出づくりにもなるかとおもいます。エスコート株式会社ではお客様のDIY塗装のちょっとした手助けとして、すぐに塗装ができるように水性塗料セットと油性塗料セットをホームセンター等では購入不可の塗料や道具をセットを販売しており、全国発送できますので詳しくはお気軽に
お問い合わせください。
色(水性、油性共にお選びできます)
*原色と淡彩色で金額が変わります。
原色(色の左下に記載されている色番号をお伝えください。例05-50V)

淡彩色

水性塗料淡彩色セット¥16,000-(原色セット¥22,000-)
内容 下塗り用シーラーを1缶、水性塗料4K缶を2缶、ローラー1、ローラーハンドル1、下塗り用エポ刷毛1、中塗上塗用刷毛1、刷毛用バケツ2、ローラー用バケツ2、マスカーテープ2、マスキングテープ2、養生テープ2、説明書1。以上11点セット内容ですぐ塗装ができるお買い得セットになります。

油性塗料淡彩セット¥19,000-(原色セット¥25,000-)
内容 錆止め剤1缶、油性塗料4K缶を2缶、ウスメ液1、サンドペーパー1、短毛ローラー1、ローラーハンドル1、錆止め用刷毛1、中塗上塗用刷毛1、目地刷毛1、刷毛用バケツ2、ローラー用バケツ2、マスカーテープ2、マスキングテープ2、養生テープ2、説明書1。以上15点セット内容ですぐ塗装ができるお買い得セットになります。
