今からでも間に合う!雪害からお住まいを守るためにできること。
今年も残すところあと2カ月。
11月に入り、だんだんと寒くなってきましたね。
12月に入ると福岡でも雪が降り始め、本格的な冬がやってきた感覚になります。
北海道や東北などの豪雪地帯では、毎年大雪によりお住まいや、人に対しても大きな影響がでていますね…
福岡は、比較的雪が少ない地域にはなりますが、油断は禁物です。
福岡でも屋根、道路、車などにたくさんの雪が積もるときもありますし、山の方など同じ福岡でも地域によっては大雪になる所もあります。
油断していると、実際は被害を最小限に抑えられるところを、甚大な被害へと拡大させてしまうおそれがあります。
そこで今回は、豪雪に適した塗料をご紹介したいと思います。
日本は残念なことに、災害が絶えない国です。
豪雨、台風などに適した塗料や対策などはご紹介してきましたが、福岡では油断しがちな雪に対しての対策を、今回は詳しくみていきましょう。
雪害について
まずは、雪害とはなにか。
どのような被害があるのかを詳しくみていきましょう。
屋根の破損
まずは、積雪の被害でよく目にするのが屋根の破損です。
原因はやはり、雪が大量に屋根に積もり、雪の重みに屋根が耐えられなくなるということです。
屋根に積もる雪の重さは、想像よりも重いものです。
かなりの重みの雪により、屋根の耐久力が限界を迎え、屋根は破損し、時には崩落もおこします。
屋根の破損でも十分危険ですが、崩落ともなると、甚大な被害を引き起こしてしまいます。
豪雪地帯では、20坪の家の屋根に、軽自動車が13台も乗っている重さに相当するそうです…。
雨樋の破損
雨樋【あまどい】とは、屋根に降る雨を集めて、地面に流す役割がある設備をいいます。
この雨樋も、屋根同様雪の重みに耐えきれず、破損するおそれがあります。
屋根から落ちてきた雪が雨樋にあたり、破損させる場合もあるので、やはり屋根の対策が必要といえます。
雨樋はなくてはならないものなので、破損すると危険なのはもちろん、普段の生活に支障をきたしてしまいます。
落雪による被害
屋根や雨樋に大量の雪が積もると、落雪する危険性があります。
下に人がおらず、何もない場所であれば問題ないのですが、落雪はいつおきるか予想がつきません。
落雪がおきたときに、下に人やペットなどいたら、大事故につながります。
また、かなりの重さがあるので、車など頑丈なものだとしても、直撃すればへこんだりもします。
さらに、隣家や通行人などに落ちることもあるので、ご自身やご家族だけではなく、広範囲にわたって被害の予想をしておく必要があります。
除雪中の事故
大量に積もった屋根や道路の除雪作業を、ご自身でされる方も多くいらっしゃるかとは思います。
被害を事前に防ぐ意味で行う除雪作業も、ときには命にかかわる大事故にもつながることがあります。
毎年除雪作業中に屋根から転落…などのニュースを目にしますが、それほどやはり、危険な作業です。
なので、前もって雪が積もりにくい建物だと、このような事故は格段に減るものだと思います。
その他の被害
お住まいでの事故や被害の他にも、たくさんの雪害があります。
例えば、車や自転車での事故。
降雪時はもちろん、路面凍結(アイスバーン)の場合、ゆっくり運転していてもスリップがおこります。
また、吹雪などの場合、視界不良となり事故が発生することがあります。
次に、歩行中の事故。
歩行中も、降雪時や、路面凍結時などに注意が必要です。
転びにくい歩き方や、どのような靴を履くかも重要なポイントですね。
また、雪崩による事故や、雪のレジャーでの事故など…注意が必要な雪害はたくさんあります。
雪害対策の塗料
雪害とは、お住まいでの被害や道路等様々な場所でおこりますが、なにか対策はないのか…
歩行中や車の運転中などは身に着けるものや車の整備、あとはやはり十分に注意をするということが言えますが、では、お住まいでの被害にはどのような対策があるのか。
実は、雪に対応した塗料がいくつか存在します。
その塗料をあらかじめ屋根などに塗っておくと、とても効果的なのです。
雪に強い塗料とはどのようなものなのか、詳しくみていきましょう。
【陸王】 KF ATTAIN
KFアテインというメーカーが出しているのが、この陸王という塗料です。
撥水性・滑雪性を塗膜表面に配列させることで、雪滑り性を可能にした塗料です。
屋根の雪下ろし作業を軽減できる屋根用の滑雪塗料になります。
積雪防止に効果があり、屋根に雪が積もりにくくなり、また氷柱ができにくくなり、塗膜が保護されやすくなります。
また、環境に優しい低公害の塗料になります。
同じシリーズとして、除雪重機・排雪車用の【雪王】、錆止め塗料の【鉄王】、船底用の【海王】もあります。
【ラク雪】 関西ペイント
関西ペイントが出しているのが、ラク雪という塗料です。
水に溶けやすく(親水性)、水が表面に広がりやすいのが特徴です。
太陽光により、屋根が暖められて屋根の表面温度が上がり雪が解け始め、親水性の効果で屋根表面に広がり、滑雪効果を発揮して自然に屋根の雪を滑り落とします。
太陽光との関連性があるため、天候に左右されたり、夜間などの時間帯によっては効果が期待できないときもあります。
屋根だけでなく、ひさしや小屋などにも使用できます。
【雪止め】
上記では雪に強い屋根の塗料をご紹介しましたが、塗料以外でも積雪に有効なものがありますので、ご紹介したいと思います。
この雪止めは、雪での被害を拡大させないために、とても重要なものなのです。
雪止めは屋根に取り付けるのですが、、名前の通り屋根からの落雪を防ぎます。
屋根に積もった大量の雪が下に落ちないよう、この雪止めでストップさせるのです。
ですが、必ずしも積もった全ての雪を落とさない、というものではありません。
絶対に落ちない、ということではなく、落ちにくくなる。ということなのです。
では、雪国のお宅では皆さん付けているのかというと、そうではありません。
雪国では、かなりの雪が降るため、雪止めを付けると大量の雪が屋根に長時間のった状態となってしまい、屋根が破損・崩落してしまいます。
また、雪国は隣家に接していないつくりになっています。
これは、落雪が起きやすい雪国ならではで、落雪しても大丈夫なつくりなのです。
ですので、雪止めは雪国ではなく、私たちが暮らしている福岡や、他の地域で必要とされているものです。
雪止めは、既存の屋根に取り付けることも可能です。
まとめ
今回は、雪害対策となる塗料をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
豪雪地帯以外は関係ないと思いがちですが、そうではないのです。
豪雪地帯は、毎年積雪の量がすごいので、あらかじめ対策をしていたり、積雪の際も知識や経験があるので、すばやい対処をすることができるでしょう。
一方、豪雪地帯以外の地域は、積雪がすごいところもありますが、油断しがちです。
雪害は、時には人の命をも奪うものにもなりますので、事前に対策しておくことが重要です。
大雪が降る前のこの時期に、雪に強い塗料で屋根などの塗装を行ったり、雪止めなどを取り付けたりして、今年の冬からご自身やご家族、そして建物を雪害から守りましょう。
当社でも、塗装に関するご相談はもちろん、その他ご質問などなんでも受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。
↓↓お問い合わせはこちら↓↓