塗装をお考えの方の参考に。お住まいの各部分の名称をご紹介!!
今年も10月に入りました。
2020年まであと2か月と、今年もあっという間だったように感じます。
来年に向けて、屋内の大掃除をお考えのかたは多くいらっしゃるかと思います。
さらに、併せて外壁や屋根など劣化している箇所の修復もお考えのかたもいらっしゃるかもしれません。
今まで塗装のことなど、ブログでもお伝えしてきましたが、その中でもお住まいの各部分の名称が様々出てきました。
お住まいの各部分は、細かくたくさんの部位に分かれるのと、普段聞きなれない名称なので、「これって何ていう部位なんだろう」、「この部位の役割は?」など、疑問は多々あるかと思います。
そこで今回は、お住まいの各部位について、わかりやすくご説明していきたいと思います。
これからご自宅の外壁や屋根などの塗り替えをお考えの方の、参考になればと思います。
屋根の部位

大棟【おおむね】
屋根の頂上にあり、屋根の面と面が交差する部分。
屋根のほぼ中心にある、水平な部分です。
雨漏りしないように、棟板金や棟瓦などが付けられています。

隅棟【すみむね】
四方の角にある棟のことをいいます。
屋根の頂上から見ると下っているので、下り棟ともいいます。

破風【はふ】
切妻屋根(2つの傾斜面が本をふせたような、山形の形をした三角の屋根)の妻側、三角形になっている部分。
ここに取り付けてある板を破風板といいます。

ケラバ
切妻屋根などで、雨樋がついていない部分の屋根の端部分のことをいいます。
場所を指す言葉で、妻側の端部分を指し、外壁と破風までの間の場所を指します。

軒天【のきてん】
屋根の天井部分のことをいいます。
軒天井、軒裏とも呼ばれます。

鼻隠【はなかくし】
軒先に取り付けられた横板をいいます。
屋根内部への雨風の侵入を防ぐ役割があります。

ドーマー
屋根の途中に設置された窓のことをいいます。
室内や屋根裏への採光や通気を目的としており、屋根から突き出したかたちをしています。
雨樋【あまどい】の部位
まず雨樋とは、雨水を集めて排水させるための設備です。
大まかに雨樋といいますが、取り付ける部位によって呼び名が違います。
雨樋にはどんな種類があるのか、細かくみていきましょう。

横樋【よこどい】
軒先に取り付けられた、水平方向の雨樋です。
排水のために、若干勾配がつけられており、屋根に降った雨は、まずこの横樋へ流れます。

竪樋【たてどい】
垂直方向に取り付けられた雨樋で、横樋からの雨水が流れてくる場所になります。

集水器【しゅうすいき】
横樋と竪樋が交差する部分で、横樋から竪樋へ雨水を流す役割があります。
上合【じょうごう】とも呼ばれます。

這樋【はいどい】
主に1階の屋根に設置されることが多く、2階の竪樋からの雨水を、1階の竪樋へ流す役割があります。
外壁・外周りの部位

幕板【まくいた】
外壁の境界を分ける横長の板のことをいいます。
アクセントカラーとして、主に装飾目的で使用されます。

入隅【いりずみ】
建物の面と面が出会う箇所の、内側にくぼんだ部分をいいます。

出隅【でずみ】
入隅と同じく建物の面と面が出会う箇所で、外側に出ている角の部分をいいます。

犬走り【いぬばしり】
建物の外壁に沿った、地面にコンクリートや砂利を打った部位をいいます。
雨などによる泥はね防止や、建物の保護の目的で設置されます。
犬が走るぐらいの幅しかないため、犬走りとよばれます。

矢切り【やぎり】
三角屋根の真下の部分をいいます。
屋根の真下なので雨が降りこみにくく、換気口を設置することも多いです。
屋根内部の湿気や熱気を逃がすことができます。
屋切りとも呼ばれます。

巾木【はばき】
壁と床の接続部分に取り付けられた、帯状の部材をいいます。
主に内装としてよく見られますが、マンションの廊下やバルコニーなどの屋外にも使われています。
壁や外壁の保護の目的や、装飾の意味もあります。
門から玄関までの部位

門扉【もんぴ】
門に取り付けられた開閉する扉をいいます。

門【もん】
門扉の隣にあり、塀に設けられた通行のための出入口です。

ポーチ
玄関前の空間をいいます。
玄関ポーチとも呼ばれ、浸水のことを考え、段差がついていることがほとんどです。
窓の部位

雨戸【あまど】
窓の外側に取り付けられた戸のことをいいます。
強い雨風や、防犯の目的で設置されていることが多いです。
ですが、必ず設置されているわけではありません。

戸袋【とぶくろ】
雨戸を開けたときに、収納する箱状のものをいいます。
戸袋がなく、レールの上に収納するタイプのものもあります。

霧除け【きりよけ】・庇【ひさし】
窓や玄関の開口部の上部にある、小さな屋根のことをいいます。
開口部からの室内への雨の侵入を防ぐ目的があります。

面格子【めんごうし】
窓の外側に取りつける、金属製の格子をいいます。
装飾や、防犯、プライバシーを守る役割があります。
既存の窓に、後からでも取り付けられます。

サッシ
窓枠として用いる、建材のことをいいます。
サッシュとも呼ばれます。
ベランダ・バルコニー

ベランダ
ベランダとは、建物の外にあり、建物から突き出ており、屋根があるものをいいます。
戸建て住宅や、アパートなどでよく見られます。

バルコニー
2階以上の室外にあり、屋根がありません。
ベランダとの違いは、建物から突き出ておらず、構造体自体が屋根の代わりとなっているため、屋根はありません。
バルコニーは、マンションなどでよく見られます。

パラペット
建物の平らな屋上や、バルコニーなどの外周部に設置された低い手すりのような、立ち上がりの部位をいいます。
墜落防止や、防水効果を高めるために設置されています。

笠木【かさぎ】
堀や、パラペットの頂へ被せる建材をいいます。
室外のものに限らず、室内の階段の手すり壁の頂に被せるものも、笠木といいます。

避難ハッチ
マンションなど、集合住宅のバルコニーに設置してある、避難器具のことをいいます。
使用するときに、はしごが下の階に展開する仕組みとなっており、災害の時に使います。
最近ではチャイルドロックがあるものなど、より安全なものへとなっています。
建物外部の部位

堀【ほり】・囲い【かこい】
隣の建物や、道路などとの境界のために設置する、壁や柵をいいます。
境界線の役割だけでなく、区画を明確にしたり、敷地内を見えにくくし、プライバシーの保護の役割もあります。

垣【かき】
堀・囲いと同じ役割を果たします。
植物を使ったものが多く、風通しがいいのが特徴です。

透かしブロック
穴が開いているブロックをいいます。
通気性や装飾のために開いています。
まとめ
今回は、お住まいの各部分の名称をご紹介しました。
実際には、細かくみていくともっとたくさんの部位があります。
抜粋して、おおまかな部分をご紹介しましたが、ご紹介した中でも聞きなれない名称がたくさん出てきたかと思います。
一つの部分をとっても、そこからさらに細かく部位が分かれていたり…
ご自宅の外壁や、屋根などの塗り替えをお考えの方などの参考になればと思います。
また、各部位がよくわからなくても、もちろん大丈夫です。
専門の業者が塗り替え前にしっかり点検・確認をして、お客様にご説明をするので、ご安心かと思います。
当社でもご質問、ご相談などなんでもお受けいたします。
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