塗装をお考えの方の参考に!外壁・屋根塗装の工程を詳しく解説!

 

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外壁・屋根の塗装は、完成までに様々な工程があります。塗る作業一つをとっても、下塗り・中塗り・上塗り…と工程もたくさんあります。作業内容以外にも見積りや、近隣へのあいさつなど、外壁・屋根塗装を初めて行う方はわからないこともあるかと思います。

そこで今回は、塗装工程の最初から最後まで、詳しくご紹介いたします。

塗装工事の流れ

現地調査

まずは見積りを出すために現地調査を行います。何を見るのかというと、家の材質は何なのか、どこの箇所の塗装を希望するのか、築年数など…様々なことを調べます。ここでしっかり調査を行わないと、後で大変なことにもなりかねないので、見落としがないよう業者はじっくりと調査します。

見積り

現地調査をした上で、見積りを出します。この段階でどこを塗るのか、どのような塗料を使うのかなど決定するので、施工主様もしっかりと確認をしましょう。

そして大事なのが、見積りを複数社出してもらいましょう。比較検討することで、一つの業者では見えなかったことも見えてきますし、悪徳業者かどうかの判断もすることが出来ます。なので、見積りの比較検討はとても大事な作業になります。

工事着工前の挨拶

実際に作業に入る前にまず行うのは、近隣への挨拶回りです。業者にもよりますが、近隣への挨拶は業者が行います。工事の日程や、どのような作業があるのかを説明するのはもちろん、工事の音や臭いなどトラブルになりそうなことも、事前に説明しておくことで大きなトラブルに発展することを防ぐことができます。

業者が挨拶回りをしますが、それと別でご自身でも挨拶回りをしておくほうがいいかと思います。絶対にしなければいけないということはなく、するかどうかは自由なのですが、業者と別でご自身でも挨拶しておくと、これも大きなトラブルを防ぐ効果があります。

やはり「なんで家主が挨拶にこないの?」と思われるかたもいらっしゃいますし、家主が挨拶に行く・行かないで印象も大きく変わってくるかと思います。

足場工事・シート設置

いよいよ工事開始となると、まずは足場工事が始まります。足場が設置されている光景はよく見かけるかと思いますが、安全に、また効率よく作業を行うためには絶対に必要な作業です。この足場が設置できないことには、高所の塗装作業を行うことができません。

足場設置は大体1日かかります。塗装は、高所での作業になることもよくあるので、この足場が崩れる…なんてことがあってはいけません。なので、しっかりとした安全な足場をつくるためにはおよそ1日かかります。

そして、足場設置後にはその周りに飛散防止シートを張ります。このシートによって、周りに塗料が飛び散るのを防ぎます。家主のものに飛び散るのを防ぐだけじゃなく、近隣の住宅や車など…様々なものを守ります。

高圧洗浄

足場設置の翌日には高圧洗浄で汚れを落とします。カビやコケなど様々な汚れが付いたままだと塗装ができないので、念入りに掃除を行います。

高圧洗浄も念入りに行うため、1日かけて行います。

乾燥

洗浄できれいにしたら次は乾燥させます。乾燥という工程においては業者は何もできないのですが、乾燥が不十分だと塗料を塗ったときに壁に泡のふくれが出てきてしまうなど、他の工程に支障がでてきます。

そのようなことがないようにしっかり乾燥を行うため、2日程かけて乾燥する場合もあります。

下地調整

下地調整とは、きちんと塗料がつくように様々な処理を行うことです。

様々な作業とは、例えばひび割れを埋めて塗料を塗りやすくする補修、目地のシーリング打ち替え、崩れている箇所のパテ埋めなど…どれも壁などを平坦に安定させて、塗りやすくするという作業です。

この作業はとても大事ですし、下地調整を雑に行うとこの後の工程に必ず響きます。

養生

養生(ようじょう)とは、塗料がついてはいけない場所にシートやテープをはり、塗料がつかないようにする作業です。養生に使う道具はたくさんあり、用途によって使い分けます。

場合によっては近隣の車やバイクなどにも養生することもあります。

この養生もこの後の作業に大きく影響してきますので、慎重に作業を行います。なので、養生も大体1日かけて行います。

外壁下塗り

養生まで終わると、次からやっと塗る作業に移ります。まずは下塗りですが、下塗りは上塗りの塗料がしっかりつくようにするために塗る薬剤のようなものです。壁の中に染み込んで固まり、次に塗る塗料を塗りやすくする役割があります。下塗り材の種類も様々あり、状態によって使い分けます。

下塗りもしっかり乾燥させることが重要になります。

中間検査

中間検査は、下塗りの後に行われ、役職の人が不備がないかなど確認を行います。この後の工程に進んで大丈夫かなど厳しくチェックを行います。

外壁中塗り

中塗りは上塗り1回目とも言われます。中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。同じ塗料を2回塗るのには理由があります。それは膜厚をつけるためです。

膜厚とは、塗膜の厚みのことです。塗膜を厚くするにはまず1回塗って一度乾かして、2度目を塗る必要があります。一度に厚く塗ると、表面は乾いても中が乾かないといったことが起きてしまうおそれがあります。なので、時間と手間はかかりますが、中塗り・上塗りと2回塗る必要があるのです。

外壁上塗り

中塗りがしっかり乾いた後に、上塗りを行います。中塗りと上塗りは塗り忘れの防止などの意味で、微妙に色を変えることもあります。

下塗り・中塗り・上塗りもそれぞれしっかり乾燥させることが重要なので、それぞれ大体1日ずつかかります。

付帯部塗装

付帯部とは、外壁・屋根以外の様々な部分を指します。はっきりとどのタイミングで付帯部塗装を行うかは決まってはいませんが、業者が判断した適切なタイミングで行います。

屋根下塗り

屋根塗装も行う場合は、ここで屋根塗装に移ります。屋根塗装も外壁と同様、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗装を行います。

まずは下塗りですが、屋根も外壁同様、状態にあった下塗り材を選んで塗っていきます。

屋根中塗り

下塗りがしっかり乾いたら次は中塗りです。

屋根上塗り

中塗りがしっかり乾くと、次は上塗りです。屋根も外壁同様、塗り忘れ防止などの意味で中塗りと微妙に色を変えることもあります。

養生取り

塗る作業が全て終わると、養生を剥がす作業になります。

確認作業

作業が終わると、きれいに塗れているか、塗り残しがないかなど最終チェックを行います。

まずは業者がチェックを行い、その後家主と業者が一緒にチェックを行います。

足場解体

家を覆っていたシートと、足場を解体します。足場がなくなったこの段階でもう一度ご自身で確認をするといいでしょう。

清掃

使用した塗料缶、様々な道具を片付けます。

引渡し

ここでやっと引渡しになります。工事内容に問題ないことを家主・業者の両者ともに納得すれば、引渡しとなります。

工事完了後の挨拶

全ての工程が完了したら、近隣への工事完了の挨拶を行います。着工前挨拶と同様、ご自身でも挨拶に行くとよいかと思います。

まとめ

今回は塗装工事の全ての流れをご紹介しました。ご紹介した通り、塗装工事の工程はたくさんあることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

実際に塗装をする作業はもちろん、それ以外の作業もたくさんあり、全てとても大事な作業です。

今後、ご自身の家の塗装などされる方の参考になればと思います。その他ご質問など、お気軽にお問い合わせください。

 

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