外壁塗装に最適な季節・時期とは?塗装に影響する季節の特徴をご紹介

 

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ご自宅の外壁・屋根塗装をお考えの方は、「外壁塗装をするタイミングっていつ…?」、「季節とか関係あるの?」と思われるのではないでしょうか。

ご自宅の外壁の塗装が剥がれてきた、ひびが入った…など何か重大な劣化症状が出ており、早急に塗り替えをしなければならない場合は、季節・時期を考えずすぐに業者に依頼し、塗装を行うかもしれません。しかし、急いでしなくてもいい場合、季節・時期を少し考慮すると、工期など少し変わってくるかもしれません。

そこで今回は、それぞれの季節が塗装にどう影響するのか、ご紹介していきます。

塗装の適正範囲

外壁塗装は、季節を問わずにいつでも行えるものではあります。ですが、外で行う作業になるため、天候や季節に大きく左右されます。

塗料は気温が高いほど早く乾燥します。ですがあまりに高温だと、小穴(ピンホール)が生じてしまうこともあります。そして、湿度が高い場所だと、表面に水分が付いてしまったり、結露が発生したりもします。人が不愉快に感じる気候だと、塗料にとっても良くない条件になるということです。

では、塗装に適した気候はどのようなものなのでしょうか。

気温…10~30℃

湿度…45~80%

一般的にはこれが塗装の適正範囲と言われています。日本の気候は、寒冷地など地域差はありますが、この適正範囲を外れることはあまり多くはありません。そのため、日本は他の国に比べて、一年中塗装を行うことができると言えます。

塗装に影響を及ぼす気候条件

上記でご説明した通り、塗装は一年中できますが、あまりに環境が悪い場合は中断することも必要になってきます。

気温…35℃以上または5℃以下

湿度…85%以上

これが塗装作業に影響を及ぼす気候条件だと言われています。さらには、次の条件でも影響を及ぼすと言われています。

早朝・夜間

昼間に比べて気温が低くなり、金属部分に霜や露が付着する可能性もあるため注意が必要です。

強風時

塗料にチリやホコリが付着しやすくなり、塗料自体も飛び散る原因にもなります。

降雨時

雨の日は塗装工事にとって、とても不向きです。塗装した部分を乾燥させる時間も長くなってしまいますし、塗装中の部分に雨水があたると、まだら模様になる場合や、塗料が流れる場合もあります。

季節によってのメリット・デメリット

それでは、塗装を行うにあたり、それぞれの季節のメリット・デメリットをみていきましょう。

春(3、4、5月)

メリット デメリット
・他の時期に比べ、比較的天候が安定しているので、天気に左右されず、工事が予定通り進みやすい。

・気温がちょうどよく、職人も作業しやすいですし、工事期間中作業内容により、窓を閉め切っていてもすごしやすい。

・湿度が低く、塗料が乾きやすい。

・春の長雨の時期になると工事が中断されることもある。

・春は風が強いこともあるため、強風で砂ぼこりや黄砂などのゴミが塗装面に付着することもある。

・塗装業者が繁忙期に入るため、工事を希望通りに開始することができない場合もある。

春は気候がちょうどよく、職人が作業しやすいです。それだけでなく、施工主様も、窓を閉め切る環境であっても過ごしやすい季節です。天候も割と安定しているので、工事が予定通り進みやすいですし、スムーズに行えます。おすすめの時期ではありますが、その分繁忙期でもあるので、お考えの方はお早めに業者と連絡を取り合うのが良いでしょう。

夏(6、7月)梅雨

メリット デメリット
・気温が上がるので、塗料が乾きやすい。 ・梅雨時期で雨が多くなるので、作業が中断されやすい。

・雨の影響で塗装自体も作業しにくくなる。

梅雨時期は、雨の影響で予定通りに工事が進まないことが予測される時期です。工事が長引くと困る方は、この時期は避けたほうが良いでしょう。

夏(8月)台風

メリット デメリット
・気温が高いので、塗料が乾きやすい。

・気温が高いと塗料が伸びやすいため、職人が塗りやすくなる。

・工事の需要が減るため、希望通りに工事を開始させやすい。

・夕立も多く、工事が中断されやすい。

・工事期間中窓を閉め切り、作業内容によりエアコンも一時使えない時もあるので、その場合は部屋の中にいると蒸し暑い。

・台風の影響で、スケジュールがずれたり、塗装が剥がれる可能性もある。

8月は台風の影響も多いので、梅雨時期同様工事を早く終わらせたい方は、避けたほうが良い時期でしょう。ですが、気温が高く塗料が乾きやすいなど、作業はスムーズに行える時期ではあります。

秋(9、10、11月)台風

メリット デメリット
・湿度が低く、塗料が乾きやすい。

・工事期間中窓を閉め切っていても、すごしやすい。

・9月は8月に引き続き、台風シーズンでもあるので影響がでることも。

・塗装業者が繁忙期に入るため、工事を希望通りに開始することができない場合もある。

秋も9月の台風を除けば、春同様作業が順調に進む、おすすめの時期です。ですがこちらも春同様、繁忙期になるため早めに業者と連絡を取るのが良いかと思います。

冬(12、1,2月)

メリット デメリット
・春、秋同様、工事期間中窓を閉め切っていてもすごしやすい。

・雨が少ないので、作業がスムーズに行える。

・気温が5℃を下回ると作業自体行えないこともある。

・地域にもよりますが、雪の影響で作業が行えない場合もある。

・気温が低いため、乾燥に時間がかかる。

冬は地域差もありますが、気温や天候に左右されやすくなる時期にはなります。気温や雪などで懸念されることもありますが、雨は少ない時期になるので、作業はスムーズに行えます。

地域ごとの塗装の適正範囲の時期

上記で塗装の適正範囲のお話をしましたが、その適正範囲の時期も地域によってばらつきがあります。その適正範囲の条件を満たす時期を、地域ごとに紹介していきます。

東北・関東地方…4月5月9月

北陸地方…5月6月9月

中部地方…6月9月

関西地方…5月9月

中国・四国地方…5月9月

九州地方…4月5月6月9月

沖縄地方…1月3月4月11月

やはり適正範囲はどこの地域も、春・秋に集中します。九州地方や、沖縄地方などの温かい地域は、やはり適正範囲の時期が他の地域よりも多いですね。当社の所在地も福岡なので塗装にとても向いている地域になるといえます。

ここまで季節や時期のことをご紹介しましたが、実際に塗装をするとなると、その地域の気候の特性を熟知している業者を選ぶことが大事になります。なので、地域密着型の業者を選ぶことも大切になってきます。

まとめ

今回は、塗装を行ううえでの季節や時期について細かくご紹介しました。戸建ての外壁の塗り替えを行うという作業一つをとっても、時期によってスムーズに行えるかや、メリット・デメリットが様々であることがお分かり頂けたかと思います。外壁・屋根の塗装は、けして安い買い物ではありませんので、どこの業者にするのか、どのように行うのかなど簡単に決めるのではなく、じっくり考えて見られてください。その他にも、塗装に関して考慮することはたくさんあるかとは思いますが、外壁・屋根塗装をお考えの方の参考の一つになればと思います。

当社が在る九州地方は、とても塗装がしやすい気候にあります。塗装をお考えのかたは、ぜひ当社にご相談下さい。なにかわからないこと、お困りの方でもお気軽にご相談下さい。

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