外壁塗装は価格で判断しない方がいい|エスコート株式会社は自社施工
同じ塗料でも費用相場が違う理由とは?
種類 |
品名 |
・水性シリコンの2液タイプ |
セラタイトSIなど |
・弱溶剤ウレタンの1液タイプ |
ファインウレタン |
・弱溶剤シリコンの2液タイプ。 |
クリーンマイルドシリコン |
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・水性シリコンの1液タイプ(標準で使用されているもの) |
セラミシリコン |
基本的には「シリコン」「ウレタン」でも、その中には5種類のグレードがあるという事です。
グレードの低い「水性シリコンの1液タイプ」とグレードの高い「強溶剤シリコンの2液タイプ」では、同じシリコンでも費用が全然違ってきます。
「強溶剤シリコンの2液タイプ」であれば15年と言われ、同じシリコンでもこれだけの違いが出てきます。
そうなると、一般的にはシリコン塗料の方がウレタン塗料よりも費用相場もグレードも高いと言われていますが、ウレタン塗料の中で最高グレードの「強溶剤シリコンの2液タイプ」と、シリコン塗料の最低グレードの「水性シリコンの1液タイプ」では、ウレタン塗料の方が費用相場もグレードも高くなります。
お客様の中で、ここまで知識のある方はほとんどいませんので、「シリコン」と言われれば当然「グレードの高い塗料」というイメージになり、「ウレタン」と言われれば「そこそこのグレードの塗料」というイメージを持たれてしまいます。
お客様で一番多いのは、シリコンの上の「フッ素」であったり「光触媒」であったり「断熱塗料」で塗装される方です。
費用もそうですが、長い目で見た時に「良い塗料」で「良い塗装」をした方が、トータルコストが安く抑えられるので、高いグレードを選択される方が多いのだと思います。
費用を抑える為に値引きは有効でしょうか?

外壁塗装の費用相場を知りたいお客様は、もちろん「安くて良い工事」を希望されていますが、大幅な値引きには注意が必要。
「今決めれば100万円費用値引きしますよ」とか言ってくるんですが、どう考えてもおかしい事ですよね。
基本的に費用を抑えようとするお気持ちも分かりますが、普通の外壁塗装会社にも基本値引きを迫らない方が良いと思います。
何故かといいますと、例えば、その外壁塗装工事で行う項目が30項目あった場合、お客様から無理な値引きを迫られている場合、やらなければならない30項目を28項目にしてしまうんです。
どこか「お客様には見えない部分」で、工程を抜いてしまう会社もあると思います。
よりいい作品を創るうえで、無理な費用交渉の場合、弊社では「他で頼んで下さい」とお断りさせて頂きます。
適正な工事をしようと思うと、それだけの費用がかかってくる事をご理解頂きたいと思います。
費用相場を3パターンでわかりやすく解説します。

私達はプロですので、工事費用を聞いただけで、その工事がどんな工事かが分かってしまいます。
お客様に分かりやすく例えれば(150㎡~200㎡)
- 価格80万円以下の外壁塗装工事といえば、「色がついて綺麗になれば良い」というレベル。
- 100万円〜120万円でしたら、「家を守る外壁塗装」のレベル。弊社が思う普通の塗装工事はこの価格帯です。
- 120万円~200万円未満になると、特殊塗料やグレードの高い外壁塗料になります。特殊塗料や高グレード塗料でない限り120万円以上になる事はほぼ無いです。※しかし弊社ではここが一番多い価格帯になります。※特殊塗料とは、「ガイナ塗料」や「光触媒」、「防水塗料」「フッ素無機」等を指します。
80万円前後の塗装費用というのは、「色がついて綺麗になった」という美観目的の工事ですが、当社はこの上から特殊コーティングを行いますので、耐久年数が普通の塗料に比べて10年~15年上がります。
外壁塗装の費用相場メーカーなどの「設計価格表」は有効でしょうか?

「設計価格表」という単価表が各塗料メーカーさんから出ていますが、「この塗料の価格よりは高くは出来ませんよ」という価格表で、比較的費用は高めに設定してあります。
大体のメーカーさんが出しているのが300㎡以上(マンションや塗面積の広い箇所)の価格表なんですが、 「300㎡まではこの価格で抑えてくださいよ」という金額なので、一般住宅にはほとんど当てはまらない価格ではあります。
一般的に外壁塗装の塗り面積で一番多いのが150㎡~200㎡と言われており、 屋根塗装の塗り面積は80㎡~120㎡です。
なので、メーカーが出している費用ですので、参考にされる分には良いと思います。
そこから大幅に離れているお見積り費用というのはありえないと判断出来ますので目安にはなりますね。
細かく価格表を出しているメーカーさんでは「下塗りの費用」「中塗りの費用」「上塗りの費用」とそれぞれの費用相場が出ています。
では、この「設計価格表」通りに費用相場が決まるかといえば、最初のお話に戻りますが、そんな事はまずありません。
お家の状態や工事の仕様で大きく変わってきますので、同じ塗料であっても費用は変わります。
例えば、下塗りが一回というのが標準なんですが、外壁や屋根の状態が悪く下塗りを二回塗らないといけない場合もあります。
もちろん費用は下塗り一回分高額になりますが、この下塗りを「しっかりやってくれるか」「やってくれないか」で外壁塗装工事が大きく変わってきます。
結局下塗り自体が、外壁や屋根の表面に「くっつくもの」と、表面だけでなく下地を「固めてくれるもの」という種類で構成されていますので、状態が悪ければ、表面にくっついているだけでは剥がれてきますので、浸透させて、中まで固めて、更に密着するものを塗るので、下塗りは2回必要だと判断する事があります。
これは美観上の仕上がりにも影響し、5年~10年後の「色褪せ」という現象にもつながってくるので大事なポイントです。
費用的には下塗りが一回分プラスされますが、ここが重要なポイントですので、この費用を抑えて見積もりを出してくる業者か、お客様の住宅の事を考えて2回分の下塗りの見積もりを出す業者かを見極めて頂きたいと思います。
例えば、お隣さんであっても、「下塗りが一回で大丈夫な外壁」と、「下塗りが2回必要な外壁」では、下塗り1回分費用は高くなります。
塗り面積の「算出計算式」は?

事前にご自分の家の外壁の「塗り面積」を延べ床面積から算出しているお客様もいらっしゃいます。
〔延坪 ✕ 3.3 ✕ 1.2 = 塗り面積〕
※延坪とは、建坪が30坪の場合、1階と2階で60坪ですので、60を入れます。
※塗り面積とは、外壁から窓等の塗装しない面積を除いた面積の事です。
この計算式で、近い数字まで塗り面積を出す事は出来ると思いますので是非計算してみてください。
材料を頼む際には、きちんとした平米数分しっかり頼まないといけませんし、測定を誤って実際の塗り面積が広ければ、塗料が足りなくなります。
塗面積を時間をかけて採寸してくれる塗装業者がいいでしょう。
外壁塗装の費用相場はやはり家それぞれ違う

外壁塗装の費用相場は我々プロから見ても本当に難しいです。
しかし、ひとつ抑えておかなければならないのは、「金額に見合った工事」というのが適正価格になると言う事です。
どうしても「安くて良い工事」というのは無理なお話なんです。
しかし、御見積が高額でも、「材料が高額で高品質」で「施工方法がしっかりしている」という事が最低条件で当てはまっていれば、その価格がその家の適正価格になります。
100万円〜120万円の費用を掛けて「家を守るグレード」の塗装をされても良いと思います。
ただし、この間には細かく費用相場は分かれてきますので、そこは塗装業者を比較してみる事(相見積)などをおすすめします。
最後になりましたが、お客様が本当にご納得されて外壁塗装が行える事を心より願っております。